公開シンポジウム「アフリカで身を起こす」のお知らせ

アフリカがビジネスチャンスの場として注目されはじめて数年がたちます。日本人のなかにも、アフリカに身をおいて、会社を起こしている人たちがいます。このシンポジウムでは、ナイル川水系に位置する地域(ナイル・エチオピア地域:エチオピア、スーダン、ケニア、ウガンダ、タンザニア、ルワンダなど)で起業した方を講演者にお招きし、ご自身がアフリカで身を起こした経験を、地域の人びととの関わりを介して語っていただきます。

日時 2019年4月20日(土)14:00-16:40
会場 京都大学時計台百周年記念ホール

予約不要、入場無料
問い合わせ先)日本ナイル・エチオピア学会・公開シンポジウム事務局
janes28kyoto@gmail.com

<プログラム>

14:00-14:15 趣旨説明

14:15-14:45 基調講演
合田 真(日本植物燃料株式会社・代表取締役社長)
「探検部活動としての起業~探検部・吉田寮で学んだこと」

14:50-16:00 パネルディスカッション
田中利和(東北大学東北アジア研究センター・学術研究員、Ethio-Tabi)
「エチオピアと地下足袋を起こす」
宮下芙美子(COTS COTS LTD. Managing Director)
「かかわりあい続けること――研究、協力、ビジネスを通して」
長谷川竜生(Matoborwa Co. Ltd. 代表取締役社長)
「良質なおやつを、アフリカで作る」

16:00-16:10 休憩
16:10-16:40 総合討論

<共同開催>

京都大学アフリカ地域研究資料センター
京都大学アフリカ学際研究拠点推進ユニット
京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科
附属次世代型アジア・アフリカ教育研究センター
日本ナイル・エチオピア学会学術大会・京都

<講師プロフィール>

合田 真(日本植物燃料株式会社・代表取締役社長)
2000年日本植物燃料株式会社を設立。アジアにおいて植物燃料を製造・販売する事業を展開した後、モザンビークに拠点を拡大し、2012年に現地法人ADMを設立。同国の無電化村で、地産地消型の再生可能エネルギーおよび食糧生産を支援するとともに、農村で使えるFinTech(ICTを駆使した金融商品やサービス)やAgriTech(農業がかかえる問題に対しIoTやAI技術を活用)事業にも取り組む。

田中利和(東北大学東北アジア研究センター・学術研究員、Ethio-Tabi)
2007年よりエチオピア中央高原にて行われている牛耕について生態人類学的な調査研究に取り組む。調査研究の過程で、現地の人が素足で牛耕を行うことやその危険性に着目し、日本で利用されてきた地下足袋をエチオピアへ紹介しはじめる。現在、現地の起業家や靴製作にたずさわる地元の職人を巻き込み、エチオピアで入手出来る素材をつかって新たな労働履物としての地下足袋(Ethio-Tabi)を製作しはじめ、その事業化を目指している。

宮下芙美子(COTS COTS LTD. Managing Director)
2014年、農産物の流通を行うベンチャー株式会社坂ノ途中の駐在員としてウガンダに移住、現地法人を設立。2017年、COTS COTS LIMITEDを設立して独立。農産物の生産・流通・販売、レストランや商業施設の経営を手がけている。国際協力事業にコンサルタントとして参画している。

長谷川竜生(Matoborwa Co. Ltd. 代表取締役社長)
青年海外協力隊、大学院でのアフリカ農業研究をへて、居酒屋チェーンに就職。店員として働きながら経営を学ぶ。その後、月刊『農業経営者』編集部に転職、優れた経営を実践する農家800人を取材する。2011年からルワンダに渡り、マカダミアナッツ加工工場の経営に従事する。2014年にドライフルーツ・菓子類など各種食品をタンザニアで製造販売するMatoborwa Co. Ltd.を創業、現在に至る。

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